今回は最近よく聞くスナネコについて
・スナネコのいる動物園は日本のどこにあるの?
・スナネコの赤ちゃんは?
・スナネコってどんな生き物?
などなど、スナネコについて調べてみました。
ではではいってみましょう〜☆
目次
スナネコのいる日本の動物園はココ
2020年現在、日本動物園水族館協会の加盟施設の中でスナネコの飼育・展示を行っているのは
・那須どうぶつ王国
・神戸どうぶつ王国
の2カ所となっています。
那須どうぶつ王国
かわいいスナネコの姉妹。
那須どうぶつ王国は栃木県那須郡にあり、敷地が東京ドーム約10倍の雄大な自然の中にある動物のテーマパークです!
屋内型の動物園である「王国タウン」と、那須高原の広大な土地を生かした屋外エリアの「王国ファーム(冬季閉鎖)」に分かれていて600頭以上の動物を飼育しています。
スナネコ以外でもたくさんの種類の動物たちが…
- モモイロペリカン
- ハシビロコウ
- アルパカ
- マヌルネコ
- ジャガー
- カピバラ
- コツメカワウソ
などなど、本当にたくさんの動物がいます。
そしてもう1ヶ所が姉妹園である
神戸どうぶつ王国
こちらのお写真はかっこいいハシビロコウさん。
神戸どうぶつ王国は兵庫県神戸市中央区のポートアイランドにある動植物園です。
「インサイドパーク」と「アウトサイドパーク」の2つの施設からなっていて、トリップアドバイザーの全国動物園ランキングでは第4位にランクインしています。
お子様連れのファミリーはもちろん、カップルのデートスポットやお友達との日帰りおでかけスポットとしても人気なのです。
こちらもやはり様々な動物がいます。
- スマトラトラ
- スナドリネコ
- マレーバク
- フタユビナマケモノ
- シロムネオオハシ
- ヨーロッパフラミンゴ
- アカカンガルー
などなど、こちらは園のテーマが「お花と鳥とのふれあい」なので多数の展示植物が配置された温室やたくさんの珍しい鳥が放し飼いになっています。
どちらもかわいいスナネコの展示を行っていますのでぜひ、会いに行ってみてはいかがでしょうか?
スナネコの赤ちゃん情報
神戸どうぶつ王国に2020年8月23日にスナネコの赤ちゃんが誕生しました!
スナネコの赤ちゃん
けっこう動きます❤️https://t.co/Nel9jknbe5#スナネコ #赤ちゃん #神戸どうぶつ王国 #8月23日生まれ #男の子 #スナネコ王子 #元気に育て #うねうね動く pic.twitter.com/g8lfyvXNTj— 神戸どうぶつ王国 (@kobe_doubutsu) September 2, 2020
神戸どうぶつ王国では2020年3月からグループ園「那須どうぶつ王国」と共に日本初の飼育をしています。
繁殖は国内3例目となり、神戸どうぶつ王国では初の繁殖です。
スナネコの赤ちゃんプロフィール
【名前】まだ決まっていません
【生年月日】2020年8月23日
【両親】父親:ムスタ 母親:バリー
【性別】オス
【出生時の大きさ】体長15㎝、体重59.6g
(8/30現在 体長16㎝、体重99.4g)
とても小さくてかわいいスナネコの赤ちゃん。
生まれてすぐ母親が赤ちゃんのそばを離れることが多く見られたため、現在は人工哺育に切り替えて飼育されています。
これからの成長がとても楽しみですね!
公開はまだ未定ですので公開日がわかり次第また追記していきたいと思います!!
また那須どうぶつ王国では2020年4月27日にアミーラが生まれ、7月9日にも赤ちゃんが誕生しました。
ちなみにアミーラというお名前は公募で決まりました。
アラビア語で「お姫様」という意味です。
素敵なお名前ですね☆
こちらの2匹は8月22日〜親子展示が開始されています。
可愛すぎていますぐ那須どうぶつ王国に行きたい…。
スナネコとは?
スナネコ
英名:Sand cat
学名:Felis margarita
分類:食肉目 ネコ科
分布:アフリカ北部、西アジア、中央アジア
説明:砂漠などに生息するため毛の色は砂漠に溶け込む色をしており、灼熱の砂から足裏を守るため肉球を覆うように毛がある。
愛らしいその容姿から「砂漠の天使」と言われています。
引用元:那須どうぶつ王国
スナネコの分布
スナネコは中東の砂漠地帯に集中して分布しています。
- アラブ首長国連邦
- オマーン
- カタール
- エジプト
- サウジアラビア
などなど。
スナネコは砂漠の天使といわれるだけあって大きな砂漠のある地域に生息をしています。
スナネコの大きさ
- 体長45~57cm(平均約50cm)
- 尾長28~35cm(平均約20cm)
- 体重1.8~3.6kg
大きいスナネコでも3.6kg前後、しっぽも一般的な猫と比べて短めであることから、小柄の肉食獣です。
西から東エリアに進むにつれて身体は大きくなる傾向があるようです。
スナネコの特徴
スナネコの頭は幅広く耳が大きくとがっているのでパッと見はキツネのような印象です。
また、耳が頭の両脇の低い部分に離れて位置しているのもスナネコの特徴で、外に飛び出している耳の部分(耳介)は、幅広い三角形をしています。
そして耳の内側はフサフサとした長い体毛でおおわれており、耳の中に砂が入るのを防ぐ役割を果たしています。
また、耳同様に足裏も長い体毛でおおわれていますが、これは暑い砂漠での活動に適応するためです。
日中の気温が摂氏80℃にもなる砂漠でやけどをしないようにするため、足が砂漠の砂に沈み込むのを防いでいます。
あぁ、かわいい。涙
可愛すぎて連れて帰りたい…。
スナネコはとても大人しい性格をしているのですが、懐っこそうな見た目とは裏腹に、臆病な面もあり常に周囲を警戒しています。
なんと人間にはほとんど懐くことはないそうです。悲
どうぶつ王国に会いに行って見守るのが一番ですね。
スナネコのごはん
肉食のスナネコは主にげっ歯類を餌としています。
(トゲマウス属・アレチネズミ属・ミユビトビネズミ属など)
またその他幼獣、鳥類、爬虫類、昆虫なども食べます。
(ケープノウサギ、スナヒバリ・ハシナガヒバリ、サバクオオトカゲ・ヘリユビカナヘビ属など)
水分は、水が飲める環境であれば飲みますが、主に食物から摂取しています。
砂漠で生きているスナネコはお水を飲まなくても大丈夫なような身体なのですね!
スナネコの繁殖期
繁殖期(年2回という説も)は3~4月頃が最も多いとされています。
地域差もあり、サハラ地区では1~4月に繁殖しています。
妊娠期間は一般的な猫と同じで、59~67日程度(約2か月間)
1度の出産で3匹程度、多いと8匹近く生まれます。
スナネコは絶滅危惧種に指定されており、2013年の飼育数は44施設で174匹と報告されています。
これからも那須どうぶつ王国や神戸どうぶつ王国で繁殖が成功して欲しいですね☆
スナネコのまとめ
日本で繁殖に成功している砂漠の天使・スナネコは絶滅危惧種で大変貴重な存在で、現在那須どうぶつ王国と神戸どうぶつ王国で展示されています。
スナネコは早熟なため、赤ちゃん時代は短いのでぜひ貴重な赤ちゃん時代を見に行かれてみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました☆