今回は木村一基九段の家族構成や、ご結婚された奥様の情報、木村一基九段のエピソードや気になる年収を調査してみました。
この記事でわかることは
・木村一基九段の家族構成、嫁はどんな方?
・木村王位の験担ぎや子煩悩などのエピソード
・木村一基九段の年収やプロフィール、経歴
などなど、木村一基九段についての気になる疑問をまとめてみました。
それではいってみましょう〜☆
目次
木村一基九段の家族構成
木村一基九段は妻と娘2人の4人家族です。
2001年11月に当時日本将棋連盟の職員だった村松洋子さんと結婚しています。
結婚当時、木村一基さんは五段でした。
結婚式の新郎挨拶で木村一基九段は
指輪をはめる時、新婦の手がふるえていました。
君、ふるえているね、と声をかけたら、ふるえているのは貴方の手よ。と言われました。
対局より緊張しました。
と挨拶をされました。
なんだか可愛らしいほっこりエピソードですね!
挙式のエピソードを披露宴の新郎挨拶でお話されるとは、さすがトーク力に定評のある木村九段。
会場は笑に包まれたのが想像できます。
奥様との結婚の決め手については
「お互いに全く気を遣わなかったところが楽だった」
と語っています。
結婚生活は長く一緒に生活を共にすることになるので、一緒にいて居心地のいいお相手であるということは何よりの幸せだと思います。
結婚生活が長く続く秘訣なのかもしれませんね♪
木村一基九段のエピソード
木村一基九段にまつわる様々なエピソードをまとめてみました。
木村一基九段は亭主関白
木村一基九段は『家事はしない』がモットーのようです。
なぜ家事をしないのかというと
気が向いて何かしようものならそれが当たり前になっていまい、しなかった場合、不機嫌にさせてしまうから
という理由からだそうです。
確かに人間は当たり前になってしまうと、それがそうでなくなった時にストレスを感じる生き物ですから、気まぐれに手を出すということは奥様に迷惑がかかりますからね。
一見優しくなさそうですが、実は相手のことをよく考えられていて優しさのある決断だと思います。
木村一基九段は子煩悩
木村一基九段は2005年に上のお子さんが生まれています。
その際いたずらで娘さんに自分のおっぱいをあげようとしたら拒否されたと、冗談交じりに話していました。
きっと自分のおっぱいをあげたくなるほど娘さんに対して母性を持っていたのですね!
お子さんへの深い愛情が垣間見えるエピソードです。
木村一基九段はお子さんが生まれてからは家に早く帰るようにしていたそうで、子供が小さい頃は奥さんに子育てを任せることなく、できる限り子どもの送り迎えなども手伝うようにしていたようです。
木村一基九段は家事はされなくても、お子さんの面倒はまめに見ていて、お子さんと接する時間も多かったので、家族円満なのですね♪
木村一基九段の験担ぎ
木村王位のお昼ご飯は、上の娘さんが中学生でお弁当持参のため、奥様のお手製のお弁当を木村王位の分も一緒に作ってくれるのだそうです。
そして奥さんは、対局の前日にはゲン担ぎのメニューを出してくれます。
唐揚げやトンカツ、ステーキや餃子など、割と重めな献立が多いようです。
対局中は少食になることが多いため、しっかりとエネルギーを取って試合に挑んで欲しいという奥さんなりの思いが込められているのだと思います。
そして「負けた時と同じものは前日に食べない」と決めているようで、奥様のそういったさりげない気配りや験担ぎが込められていて素晴らしいですね!
王位戦はまさに奥様と二人三脚で勝ち取った初タイトルだと思います。
王位戦の勝利インタビューで「家族への思い」を聞かれた時に思わず涙がこぼれてしまったのは、お弁当を作る奥さんの姿が目に浮かんでしまったからだそうです。
のちに「この時俺を置いてトルコに家族旅行に行ったことを思い出したらよかったのに」と笑いながら語っていました。
ユーモアと愛のあるコメント力も兼ね備えている木村一基九段なのです。
木村一基九段の体力を支えるランニング
中学生の頃から体重が1kgも変わっていない木村一基九段は昔からランニングを日課としていることを明かしています。
趣味は昼寝とお酒を飲むことだそうなのですが、お酒を飲んでも中学時代から体重が変わらない体型を維持している木村一基九段はすごいと思います。
そしてトーク力に定評のある木村一基九段はそこから自虐的に、夜に走ると変態と間違われちゃうんでなるべく夕方、日が落ちる前に走っていると話していました。
話にきちんとオチをつけるあたりがさすがの木村九段。
変態だなんてとんでもないです〜!
またさらにランニング用の厚底シューズを買ったといい『ちょっと跳ねる感じがして、違いがわかるんですが、私はいいタイムを出す必要がないということに買って気づいた』と笑いながら語っていました。
木村一基九段は軽妙なトーク力も持ち合わせています!
膝関節を守るためにも厚底シューズは正解だと思いますよ☆
木村一基九段の年収
そんな木村一基九段はどのくらい稼いでいるのか?
気になる年収も調べてみました!
2020年の将棋士獲得賞金年収ランキングによりますと
8位:木村一基王位 2,338万円
となっておりました。
年収1000万円以上稼ぐ棋士(プロ棋士)は、約160人いる棋士(プロ棋士)のなかでわずか、15~16人程度という厳しさです。
ちなみに現在王位戦のタイトルを争っている藤井聡太七段は
4位:藤井聡太九段 4,554万円
となっています。
こちらは2020年の将棋士獲得賞金年収ランキングなので、藤井聡太さんはテレビCMなどにも出演されているので年収はもっと高いと思われます。
庶民からは考えられないような年収を稼がれている棋士の皆さんは本当に一握りで、勝ち続けていくためにはたくさんの努力をされているのだと思います。
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木村一基九段のプロフィール
観る人すべてを幸せにしてくれる、棋界の妖精木村一基八段の最高のスマイル。 pic.twitter.com/TIOELEbT1X
— 直江雨続 (@ametsugu_naoe) March 20, 2017
【profile】
◆名前◆ 木村一基(きむら かずき)
◆本名◆ 同じ
◆生年月日◆ 1973年 6月 23日
◆出身◆ 千葉県四街道市
◆血液型◆ AB型
◆棋士番号◆ 222
◆師匠◆ 佐瀬勇次
◆プロ入り年月日◆ 1997年4月1日(23歳)
あの羽生善治棋士も血液型はAB型なんですよ〜。
AB型ってなんとなく天才のイメージがありますよね。
ちなみに藤井聡太君はA型です。
\藤井聡太君のプロフィールはコチラ/
木村一基九段の経歴
木村一基九段が将棋を始めたのは幼稚園の時からで将棋歴は40年以上!
小学6年生の春に第10回小学生将棋名人戦でベスト8に入ります。
同年12月に奨励会入り(6級)しました。
しかしその後、三段昇段に約2年、難関と言われる三段リーグを抜けるのにも6年半かかり、プロ入りは1997年4月1日(23歳)と、遅咲きの名手としても知られています。
将棋界では23歳でも遅咲きなのですね。驚
そう考えたら高齢になるまでプロ棋士として活躍できるので選手寿命(って言っていいのでしょうか…)はだいぶ長いですね!
木村九段はプロ入り後は勝率が高く、棋士仲間からは「勝率君(しょうりつくん)」と呼ばれるほどに。
1999年度は将棋大賞の勝率1位賞を受賞。
2002年度には新人王戦において、鈴木大介氏を破って優勝を果たしています。
その後7段に昇段したものの、タイトルに挑戦しては敗れていますが、デビュー以来2009年度(68期)までは順位戦で13期連続負け越しなしという記録を樹立しています。
この記録は木村王位を入れて3人しかいないという偉業です。
偉業を達成される棋士はわずかだと思います。
そんな中で達成されるということは、ご本人の努力ももちろんあると思うのですがやはり何か持っているものがあるのではないかと思います。
2019年には第60期王位戦挑戦者決定戦で羽生善治九段に勝利します。
そして豊島将之王位への挑戦権を獲得し、王位戦7番勝負の第7局までもつれ込む大激戦を4勝3敗でタイトルを奪取。
木村一基九段、46歳での悲願の初タイトルだったので当時話題になりました。
46歳3か月での初タイトル獲得は、有吉道夫九段が持っていた記録(37歳6か月、1973年の第21期棋聖戦にて)を8歳以上更新する初タイトル獲得の最年長記録です。
ちなみに木村一基九段の初めてのタイトル挑戦は32歳の時、タイトルは竜王戦でした。
それからタイトル戦に挑戦すること、6回。
2005年、竜王戦。 0勝4敗で敗退。
2008年、王座戦。 0勝3敗で敗退。
2009年、王位戦。 3勝4敗で敗退。
2009年、棋聖戦。 2勝3敗で敗退。
2014年、王位戦。 2勝4敗1持将棋で敗退。
2016年、王位戦。 3勝4敗で敗退。
2019年4度目の王位戦挑戦で初のタイトルホルダーとなりました。
タイトルを取るということはもちろん凄いことなのですが、タイトル戦を戦うということ自体が凄いことです。
諦めずに真面目に将棋盤に向かい続け、一生懸命でひたむきな姿は世間に感動を与えますね。
感想戦のあとの囲み取材。いつも支えてくれた家族のことを記事から聞かれ、思わず目頭を押さえる木村一基新王位 pic.twitter.com/sU5DuBBwsh
— 将棋世界 (@shogi_sekai) September 26, 2019
インタビューでご家族のことに触れられ、涙していた木村一基九段に感動した方も多かったと思います。
家族思いの木村一基九段のこれからのご活躍を期待したいと思います。
木村一基九段のまとめ
ここまで木村一基九段について調べてきましたが、最年長で初タイトルを獲得された時の涙はやはりここまでの苦労を物語っていたと思います。
これからも本業の将棋はもちろん、木村一基九段の愛とユーモアのある軽妙なトークを楽しみにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました☆
コメント
木村先生の実戦集を拝見しました。驚いたことに第1局目は、村山聖さんとの一戦で、敗戦の棋譜でした。実戦集の1局目に敗戦の棋譜をもってくるのは、大変珍しいと思います。村山さんの最後の将棋ということもあるのでしょうが、それにしても1局目とは。これだけでも、木村先生のお人柄がよく現れている編集と、感銘を受けました。